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前庭神経炎の検査方法
前庭神経炎の検査方法は、次のようなものがあります。
しかし、はっきりとした診断方法はなく、消去法による場合が多いのが現状です。
・聴力検査:
オージオメーター(聴力計)で左右の耳の聴力・聴覚を調べます。
・足踏み検査
両腕を肩まで前方に突き出した状態で、目を閉じて 30秒間あるいは50歩ないし100歩足踏みさせて、その結果の体の位置や方向などで末梢性前庭系障害や小脳や脳幹障害の有無などを調べます。
・ロンベルグ検査
被験者は直立して閉眼し起立した状態が保てるかを見ます。
・フレンツェル眼鏡
凸レンズを利用して眼振などの眼球運動の検査をします。
・視運動性眼振パターンテスト
被験者は大きな円筒の中に座り、円筒の内側に線状が縦に引かれていて、それに加速しながら回転させたりして眼振などの眼球運動の検査をします。
・温度刺激検査(カロリック検査)
頭を30度もちあげた状態で30℃もしくは44℃の冷温水を交互に注水して眼振反応を調べます。半規管は温度差が生じることで内リンパの流動を起こし眼振の出現を調べるものです。
・電気眼振計
眼球の静止電位を利用したもので、眼球の角膜側は正(+)帯電しているので眼球が動けば眼球の両側に電位差が生じます。それを電極を置いて電位差を取り出し、水平・垂直方向の運動を電気的に信号にしたものを増幅して、眼振図を作って検査します。
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